brillo box(ブリロ・ボックス、ブリロボックス)
「brillo(ブリロ)」というUSA製洗剤の箱パッケージデザインを木製の箱に転写し世に広めたもの。
木箱を大量に制作し、所狭しと空間に積み上げて世界観を展開。
キャンベルスープもそうだけど、ブリロのパッケージは designed by warhol ではないところがミソ!
実際にパッケージデザインしたのはブリロ社が指名した商業デザイナー。
ウォーホルはそのパッケージを気に入って、木箱に転写し大量に複製し箱を積み上げた。
それがブリロ・ボックス!
冷静に考えて、洗剤の箱を並べただけなのに、それをウォーホルがやるとアートになる!
パクリ、模倣、リスペクト、オマージュ、インスパイア、そんなの関係ねぇ!ってか。
やったもん勝ち。そんな姿勢を時代も後押ししてたのかな。
だってそんなこと誰も思いつかないしね。
市販の洗剤の箱デザインを木箱に写すなんてね。
それが自分の作品「ブリロ・ボックス」です!なんて言われた日にゃ、
お、おう、悪くないよ。
ウォーホルのアイデアには脱帽ですな。
ま、ウォーホル自身は頭にウィッグを被っていたわけだが。
あと実際にはブリロ・ボックス元ネタの関係各所とはカネで解決したらしいけどね。。。
そりゃそうか、そりゃそうだ。
元のパッケージデザインは赤・青・白のトリコロールカラーで構成され、流形でロゴを強調。
ウォーホルのおかげでみんな大好きブリロ・ボックス。supremeも元ネタにしてたね。
1960年代のウォーホルの住まいって、ニューヨークのレキシントンアベニュー1342番地にある4階建てだか5階建てアパートを一棟まるまる購入して作品や数多のガラクタ(アイデアの源泉)を各部屋に放り込んでいたんだけど、それでも納めきれなかった場合どうしたんだろうね。
アパートマンションもう一棟買っちゃう?借りちゃう?たぶんウォーホルだったらそれも出来ちゃうかも。
でも庶民な僕らの選択肢としては今なら「トランクルーム」かな?
まぁまずはダンシャリ(断捨離)せいって話なんだけどね。
トランクルームのドア開けるとブリロ・ボックスが大量に置かれてたら圧巻だよなぁ。